いま、助かるから

生きててね。

SOS006[たまのドラッグ]


引き篭もり同士が命を削ってでも混雑した都会に出る事が、致命傷に至らないどころか驚く程のレベルアップに繋がるという事はあり得る。

 

その流れを経て、寧ろ安全と思われる自室こそ私達から生気を吸い取る危険性を一番に秘めていると知る。

 

所詮この世は戦わなければ死ぬ世界だった。
自分は死にたくなんかないんだ。
…そういう事を先日無理に新宿に出て楽しい思いをしてから何だかんだしっかりと噛み締めている。

 

引き篭もり状態の自分から見たらエラく不気味な構図だと自覚している。
躁鬱の躁状態に過ぎないんじゃない?という声すら聞こえる。
そんな声に「うるせえ」と気だるさ全開で返事をして幸福ドラッグに溺れている。
そんな今日この頃です。

 

生きる為に戦う義務が、死にたくない私達自身から私達に与えられているという事は人間臭くて悲しくて愚かしい。これが従来の私の認識。
けど、自分が人間である事を厭うヒマもない程幸福という「ドラッグ」に脳がヤられてる時は、それすらも喜ばしい。

 

どうせ最後死ぬならそれまで今後アホみたいな顔で手繋いで戦って手にした経験値から抽出した幸せを呑んで麻痺して…要は、凡人の「生」を謳歌していけたらなどと思ってしまっている、今や。

 

根が天邪鬼の私だからこんな気持ちきっと一過性のものだろうけど…いや、一過性で全然良いんだろうな。

 

天邪鬼の私は天邪鬼の私でちゃんとした事言ってるし、大事に面倒見ていきたいからほんとたまにで良い。

 

たまにやってくる幸せにうまく溺れる事が出来るようになった時点で、元が拗れてて不器用な人間にしちゃかなり上等なもんでしょう。

 

今はとりあえず可愛い猫を可愛い可愛いしてちょー幸せっていうのがずっと続いて欲しいと思える今を後ろめたさ抜きにして全力で愉しむ。

 

「途切れ途切れでも続けていこうね。」
「にゃー。」

 

最後に、好きな曲です。
https://youtu.be/skTm1_kwR8w